GICHD Innovation Conference 2025 Break out session にパネリストとして参加しました
GICHD(Geneva International Centre for Humanitarian Demining:ジュネーブ国際人道的地雷除去センター)は、スイスの国際NGOです。2年に一度、地雷除去技術の革新にフォーカスした国際会議を主催しています。

私たちIOSは2023年のイノベーションカンファレンスに初参加し、5分間の短いプレゼンテーション(Speed Pitch)を行いました。これにより、世界最大の地雷除去を行う国際NGOのひとつ、The HALO Trustとの交流が生まれました。今年は、Breakout Session(分科会セッション)にパネリストとして参加要請を頂きました。

その分科会のテーマと主旨は以下のとおりです。
Robotic mechanization of signal excavation(シグナル探知地点の掘削をロボット化)
Can demining accidents during manual signal excavation be reduced through efficient and effective robotic means? This session shares field experience and engineering innovation on mechanization and semi-automation, exploring how solutions can be advanced while staying affordable, adaptable, and sustainable.
シグナル探知地点のマニュアル(人力)掘削中に起こる不慮の事故は、効率的かつ効果的なロボット手段によって減らすことができるのだろうか?本セッションでは、現場での経験や工学的なイノベーションを共有し、機械化や半自動化を通じて、いかにして解決策を前進させつつ、コスト妥当性、技術適応性、持続可能性を確保できるかを探ります。
地雷除去の現場では、金属探知機を用い、地雷に含まれる微量の金属を「探知」します。その探知が起こった(シグナルがあった)地点を、人が手作業で掘削します。このプロセスは大きな危険を伴います。そして危険であるために慎重に行わなければならず、長い時間を要します。この作業のロボット化について、GICHDが今回の会議のセッションテーマに取り上げました。このテーマは、私たちIOSが2017年から取り組んできたものです。